落花生には40%~50%もの豊富な油分が含まれています。ゴマには約50%含まれていて第1位で落花生が第2位の含有量になります。ちなみに菜種には40%弱含まれていて第3位といった感じになります。いずれにしても油用植物の中でも大変群を抜いている訳です。
そして、その成分組成は植物油の中でも特に米油と非常に似ていて、オレイン酸44%、リノール酸36%となり合わせて80%を占め、残りの20%が飽和脂肪酸となります。
オレイン酸:リノール酸の比率がとても大切なポイントで、以前は長らくリノール酸を摂取して下さいという食事指導が世界的に行われてきましたが、今はその誤りが正され、リノール酸は意識しなくとも摂り過ぎるほど摂っているので足りていないオレイン酸とα-リノレン酸、そして魚油のEPA・DHAを積極的に摂らなければならないことが広く知れ渡っています。
だからオリーブオイル同様にオレイン酸の含有率の高い米油やピーナッツ油は健康にとてもいい訳です。
更にビタミンEが松の実と同じくらいに高濃度に含有されているのがすごい所です。
高価で庶民にはなかなか買えない松の実と同じ位ですよ。すごいことです。
更なることには、ピーナッツ油は高温(220℃まで)での加熱に抜群に強く、家庭での天ぷらや揚げ物(140℃~160℃)などへっちゃらで酸化しないといいます。それっていいですよね。
また独特の香ばしさがあるらしく、中華料理、フランス料理で珍重されているそうです。
ピーナッツ油はすごい!