日記

フレンチパラドックスと赤ワイン神話の崩壊?

パラドックスっていいですよね。知的好奇心を無性にかきたてられます。
あえて日本語に訳すと「背理」「逆理」とも云われます。ズバリ背逆はいぎゃくことわりということです。最高にカッコイイです!
そこでやはりパラドックスといえばフレンチパラドックスですよ。フレンチパラドックス!
フランス人は高カロリーのものを食べていながら何故太った人が見当たらないのか?何故みんなやせていてスマートなのか?という問いです。
そこで導き出されたのが、フランス人はワインを愛飲しているので、ワインの中でも赤ワインに含まれる抗酸化作用をもつポリフェノールの効果であろうという推論がなされ一躍世界中に赤ワインブームが起こりました。
このポリフェノール(レスベラトロール)が動脈硬化やガンをも予防するとされ、この流れが長年に渡って続いてきたのですが、世の中にはやはりイヤな奴がいて、この点を再調査・再検証したそうです。
その結果、レスベラトロールは体内に吸収されにくく、多少飲んでも効果がほとんど期待できないことがわかったといいます。
また、レスベラトロールには長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)の強い活性化作用があることが報告、確認されていますが有効量摂取には100本以上の赤ワインを飲まなければならないそうです。
困りますよね。この期に及んで今更そんなことを言われても。尻切れトンボですが長くなりますのでこの辺で。

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